わかるだろう、アキオ……

スラッシュドット・ジャパン | 「最強のコンピュータ」は?
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ナイトライダーのK.I.T.T.もですが、サイバーフォーミュラアスラーダもかなり凄かった覚えがあります。車の形をしたものであの速度で走るなんて暴挙にも関わらず正確にドライブアシストをし、情緒まである。ハヤトの親父さんは未来人か何かじゃないのか。

そういえば昔……そうですね、私が小学生ぐらいですから1990年頃、コミックボンボンで連載していたV8キッド(もとはしまさひで著)という車漫画がありました。

手元には無いのですが覚えている内容はといいますと、

  • 整備していた車が何かのきっかけで意思を持つ
  • モアイみたいな顔した、それでいてゴルゴっぽい目付きの間抜けな悪役が出る

以上です。これがなかなか面白く、中には「これ以上速い改造をしたらこいつが壊れちまう!」みたいな、子ども向けの漫画でやるにはやたらマニアックなチューンド魂が描かれていました。いやまあ、あの車でチューンドも糞も無いよなあ、とは今は思いますけど。たしかスバルの(シバルとかいう呼び名だったのでこれは間違いない)、てんとう虫だったような。これが何故にV8かといえば「主人公が積んだ」からで、無茶を通り越して無体です。

話を戻して、コンピュータ、演算機械として凄いもので頭に浮かぶものといえば、ファイブスター物語のファティマですかねえ。あれは設定自体がトンデモなので、反則な気はしないでもない。劇中のヒュートランとか見ていると、設定自体を馬鹿にした部分があるのが天野先生の面白い所というかひねくれている所というか。

少しインチキどころだと、天空のエスカフローネの運命改変装置。ドルンカークことアイザック・ニュートン作成ってことでファンの頭には菅野よう子氏の音楽と共にこびり付いていますが、一応注意しておくと「ドルンカークは複製に成功しただけ」です。効果はというと、絶対幸運圏なるものを発生させて圏内の人々の願いを全て叶えるという、正しくとんでもない代物なのですが、これまたSFの宿命かな、重大な欠点が(というよかこれは既に構造的欠陥で、わかった上で使用している)。

ドルンカークが浮世離れし過ぎた所為で運用の仕方が現実に即していなかったとはいえ、「願いを叶える以上はその者の一定の犠牲を要し、それを機械的に実現させる以上、代償が支払われなければならない」というメッセージには賛同したい。

あとはボトムズの「神」とか。SFアニメのこの手の存在は基本的に最期が呆気ないですね。小説や映画だと色々大変なものを道連れにするものです。

最期に、個人的にイチオシしておきたいのはピタゴラス。それは偉人だろう、という突っ込みは当然なんですけど、ピタゴラス数秘教団とかを踏まえると、人間とは思い難い所がちらりほらり。熱烈に支持される偉人なんてキリスト然りナポレオン然り、多かれ少なかれそんなものかもしれません。