東方創想話まとめサイト諸々についての概況

いい加減に司馬漬け海苔として、書いておこうと思う。

今年幾つか創想話周りでは具体的な動きがあって、先ず、Coahが十分に実用に耐えるものになったこと。次に、創想話自体のCGIが変わったこと。そして、タグの実装。ついでに紹介しておくと、創想話について語るスレ(以下、語るスレ)のまとめサイトという形でレビューまとめサイト(以下、レまとめ)がスタートしている。

Coahについてはダウンロードサイトや開発スレッドを参照していただければ、あるいは使ってみてもらえれば、わかると思う。作品集ごとに作品を探せ、ログも取得できる。欠点としては作者索引だったのだが、これも創想話CGIにタグ検索が実装されたことで、完全に解決された。

具体的な文面は差し控えるが、東方創想話まとめサイト(以下、自まとめ)のスタートの際に創想話CGIと連携するに当たって、レビューの類は差し控えるという取り決め(そこまで堅苦しいものではないが)をしてあった。折角なので、ここに書いておく。

  • レビュー関係のコンテンツは有さない
  • 創想話CGIに投稿された個別作品への直リンクはしない

これは絶対の共通認識として崩せないものだが、創想話は個人サイトであって、それ以外のあらゆるサイト、スレッドなどと混同されるようなことは、一部話し合いによって許される範囲を除いては、管理者であるmarvs氏に迷惑(あるいは潜在的な負担)がかかる。

一々に潜在的な負担と注釈したのは、個人サイトは一度でも問題が噴出すると、収拾が付かなくなる場合もある。これは少し仕方ない面もあって、一利用者にとってはどこまでいってもやはり御客様感覚がある。「俺以外はみんな俺のためにある」という、自己中心的な考え方を持ってしまう。これは多少の違いで、私にもある感覚だ。ここから先はネットマナーなどネット人口が増える度に提議が繰り返されることの確認になってしまうため、省く。

それで、この件については、レまとめがスレッドの自発的な行動から出来た段階でほぼ解決した。直リンクについては、これは個人でExcelハイパーリンクからしていれば問題無いわけで、これはもう如何に自分が創想話に親しむかという次元の話になってくる。触れない。

よく周囲では語るスレはよく言われない場合が多いが、そうした場合、ネットリテラシーについての議論と創想話についてのもの、果ては個人の創作論、批評論までごっちゃにしている場合が多く、問題にならない。読者側、あるいはなかなか表立った行動を取るに至らないまでも個々の主張をしたい方々の地盤として、ああいう場所はあった方が良い。その考え方は創想話に投稿し始めた頃から揺るいでいない。

さて、自サイトスタート時のスタンスは、後続の支援者が出ればそれに協力し、または安定した段階で手を引くというもの。これは予想以上に早く解決されて、弥生月文氏が創想話まとめwiki(以下、まwiki)を立ち上げている。ついでながら、当初から連絡を取らせていただき、自サイトの管理などに役立てることができたことを、また弥生氏個人の人柄についても、感謝と敬意を表させていただきます。

以上のように、創想話の周囲は順次、快適性を増していった。繰り返すが、今年一年の動きは特に劇的だった。これ自体の考察については、個人的な興味にかかるので、触れない。

こうした中で入退院や例大祭、私個人の創想話や二次創作とは関係ない部分での活動などで、自サイトの更新ペースが漸減している。Coahを自分でも常用するようになってからは、取り急ぎ更新する必要性も失した。しかし更新の遅延については言い訳できない。言い訳できないので、そろそろきちんと状況を書いておくべきだった。

今後、このペースが上がることは無いと思われる。更新は止めない。これは何も感傷からではなく、どこまでいっても、創想話やそれ以外の補助サイトは個人サイトでしかなく、常にどこかが補填できる形を保持しておく必要がある。それが少しでもできる内は、したいと思う。

最後になったけれど、実は一つ、どうしても書いておきたいことがある。数年前、自まとめを立ち上げるに当たって語るスレで相談した際、「あなたは創想話に投稿している作家なのだから、投稿に影響が出る。まとめも疎かになるかもしれない。大丈夫なのか」といった旨の注意をいただいた。これはもっと強い語調の書き込みだったと思うが、ずっと私の頭にあって、今でも感謝している。

全てとは言わないが、ほとんどの方が創想話を楽しめるように願って、キーを静める。