中東世界の奴隷制度は欧米のそれとは別だった、とかいう話はここではしない
先日、クルセイダーキングスをちまちまやり直す、と書いたのだけれど、イベリア半島を統一した時点で先が見える。以下、思考の推移。
「あー、この後はムラービトを駆逐しながら十字軍ってことにして教皇に言い訳しながら北アフリカとイタリアに橋頭堡を作ればいいや。後はイングランド・ドイツ・フランス間の戦争に介入して……各個撃破で戦勝を稼ぎつつ講和条件で沿岸部を押さえて海上交通路を確保したら終わりだな」
こうなると飽きは早い。あまつさえ何度もプレイしているゲームだから、予想の紛れも少ない。CKは後半になればなるほど内政ですることが無くなっていく典型的な戦略シミュレーションなので(ペスト乗り切れば家系の存続もほとんど問題無い)、大国間同士で決戦が行われてしまえば、後はもうただの消化試合。
実は近頃、以前やっていたゲームをやり直してはやめるということをちまちま繰り返しており、これはかえってだらだらしていて息抜きになりづらいなと思い、珍しく新しいゲームを買うことに。
いくつかAARなどを見て、決めたのがこちら。wikiへのリンクもどうぞ。
(価格改定)ヴィクトリア 太陽の沈まない帝国 withレボリューション【完全日本語版】
- 出版社/メーカー: サイバーフロント
- 発売日: 2008/08/29
- メディア: CD-ROM
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拡張パック同梱で四千円とは素晴らしい。ちょうど、残0抱え落ちで懇意にしてもらっているそるあーすさんと先日「第一次大戦終結までの戦略観の推移」とかいう話をしたこともあって(まあ、中国の海軍力がどうだのいう話は普段からしているんですが)、早速購入。今週末中には手元に届くはずです。
個人的にはムハンマド・アリー朝エジプトでプレイしたいのですが、無理ではないものの難しいとのことなので、とりあえずAARを参考にプロイセン辺りでやることになると思います。他の列強各国の中でも、歴史イベントがわかりやすいですしね。
ついでなので書いておくと、私はアイユーブ朝からマムルーク朝、現代エジプトに至るまで、エジプトが好きだったりします。あの地勢的な面白さは他の国にはなかなか無いもので、トルコとの比較なども含めて、大変に結構なものです。まあ、私の歴史的興味の出発点が十字軍なのが多大に影響しているのは間違いありませんけれど。
- 作者: テレンスワイズ,Terence Wise,G.A. Embleton,桂令夫
- 出版社/メーカー: 新紀元社
- 発売日: 2000/10
- メディア: 単行本
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日本だと、鎌倉から室町にかけて、人物だと足利尊氏・直義兄弟、もっと昔だと平将門とか……って、なんか書いていて気付いたんですが、もしかして独立とか反乱好きなのでしょうか。エジプトなんてアレキサンドリアの自立以来そうだし……まあ、基本的には文化史とかの方が好きなんですけどね。直義にしたって、夢窓疎石との問答集の影響が強いですし、将門も関東武士の生活・立身面からの興味が尽きません。そう考えると、西洋史に求めてる魅力とは、ずれがあるのかもしれませんね。
- 作者: 夢窓国師,川瀬一馬
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2000/08/09
- メディア: 文庫
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ゲームをぼちぼちやりつつ、夏までの仕事や勉強の計画を見つめ直すのも良さそうです。