祭好きかどうかで言えば、祭好きに含まれると思う

上越まつり
第84回 謙信公祭

高田の方は花火をやらなくなったり、直江津の人らの方が気性が祭向きなのかえらく盛り上がる次第で、色々思う所はあるのですが、何だかんだで上越全体が活気付く祭があるのも事実です。謙信公祭の方も開催まで一ヶ月を切りました。

さても、生まれも育ちも高田っ子として言わせてもらうと、本庁商店街の空洞化が始まった途端、高田の熱気って一挙に薄れた感はあるんですよね。私は直江津工業に通っていた関係であちらの友人が多いけれど、直江津の人らの「俺がやらなきゃ誰がやる」みたいな熱気は高田の人にはなかなか無いです。世代ごとの差はもちろんあります。

私は直江津工業、姉貴は直江津高校(某小説と違って本来は公立です)、兄貴は高田工業の出で、その兄貴は熱心な祭人なわけです。神輿もじゃんじゃか担ぐは、果ては直江津の方にも行きます。どうもねえ、直江津工業も高田工業も、今は上越総合技術という形で統合されましたが、それ以前の十年間ぐらいの世代がかなり特殊らしく、色々と面白い事例が多いです。

ついでに語っておくと、私が地元好きだったりするのは郷土愛とかよくわからんものじゃなくて、明確な好奇心によります。そこに住んでる人への。

話は戻って、直江津の人らは歴史的にも、自前で橋かけたりと、市民レベルでの事跡がありますね。高田も高田で、長大な用水路を個人の努力で引いたりと(最終的には市民全体)、まあ、あまりこういうことに歴史上の話を持ち出すと無駄に論争したがる人が出てくるので、あくまでも豆知識に留めるべきですが、市議会レベルだとそういう人が普通におるようで、なんともはや。個人としての気質が薄まると似非の使命感に燃える、というのはよくある話のようです。

要はね、如何に高田っ子だの直江津っ子だのいう気概を形骸化させないってことだと思うんですよ。それが祭やその他のイベントへの熱気にも通じるわけです。私は高田に生まれたことを誇りに思っているので、できる限りのことはしたいのです。

ところで兄貴、神輿担ぎの木札無くさないでよ(笑)。