新潟ラーメン? 一緒にするな!

近頃忙しいので無性に美味しいラーメンが食べたくなり、「どっか行きたい店無いかい」と友人のKに相談。「多来作(たごさく)に行ってみたいんだよね」との答えがあり、早速行ってみることに。

タイトルについて触れておきますと、新潟ラーメンは近頃県外の方にも知られてきていますが、とにかく濃いんですよ。背脂乗ってたりね。

でもね、そうしたラーメンが流行る前から、上越や新井、妙高は、さっぱりした、ダシをきっちり取ったラーメンの土地だったんです。オーモリラーメンなんかが良い例です。別にどちらが良いというものでもありませんが、私にとってはさっぱりこそが馴染む味なのです。

おや、なんですかこの居酒屋っぽい店は、と思いながら店に入ると、見事に居酒屋でした。学生野球だかの打ち上げで指導のおっちゃんらがわいわいやっており、「おいおい二人しかいないけど大丈夫かい」と不安になりつつ、席に着きます。

それにしてもさすが直江津、住宅街にぽつんと穴場があるものです。高田の方は仲町などに比較的固まっているので、穴場といえるほどの穴場は見つけられていません。

さて、元はラーメン屋だったのか、居酒屋だったのかは知りませんが、いざメニューを覗いてみたら、とにかく安い。居酒屋も兼ねている店だとフードが極端に安い場合が多いのですが、その例が当てはまるようです。

まあ幾つか品を頼んだのですが、やはりラーメンで来たのだからラーメンを忘れずに頼みました。

なんと一杯、550円。

安い、安過ぎる。そして出てきたのは、丁寧にダシを取ったと思われる、懐かしい味のする醤油ラーメン。べらぼうに美味かったです。後口もさっぱりしていて、酒の後だったら、もっと美味しかったかも。塩味もあったので、そちらの方がダシが生きてるかもしれませんね。一品物、餃子も美味しかった!

いやあ、良い店を知りました。直江津の店としては、ふるかわ(寿司屋。ランチが激安ながら刺身やらから揚げやらフライやら味噌汁やらがついてきて600円で収まる)以来の大当たりです。なお高田のラーメン屋としておすすめなのは、本町にあるながさわラーメンです、というのは常日頃宣伝しています。

え? 直江津の学校に通っていたのにあまり店を知らない?

直江津工業があった場所は、元は田んぼのど真ん中、今は大規模郊外型店舗の密集地と、そんな店探索なんてできる環境じゃなかったんですよ。いや、もちろん私が真面目な学生だったというのもありますが。ええ。

ところでちょっと探したら似たようなことを書いている地元の方がいらっしゃったので、興味がありましたらどうぞ。お店の写真などもありますよ。

多来作(たごさく) - あいのお気に入り図鑑
http://www.aikikaku.jp/blogzukan/2007/10/post-14.html