彼らは煙を吸うより金を吸いたい

TASPOの導入で、自販機による深夜販売が解禁するそうな。ふざけた話だ。

後述からもわかってもらえると思うが、未成年者の喫煙そのものについて憤る気はあまり無い。TASPOの導入を傘に儲ける気が満々だったことを、今や得意げに言明したことがふざけている。愛煙している者を馬鹿にするのにも程がある。

ちなみに、今でこそ吸わなくなったけれど、私は中学時代から煙草をやっていた。経験上、未成年者が煙草を吸う場合に障害となるのは以下だった。

  • 家族の反対
  • 学校での処罰

特に高校生の場合はバイトで身銭を稼げる身分なので、学校での処罰に頼る部分が大きい。この場合、自分で稼いだ金を投じてまで吸っているので、家族の反対は効果が見込めない。

一方、「子どもが煙草を吸っていることに気付かなかった」とアホなことを言う保護者がいるが、別居しているか鼻が潰れてない限りはわかる。それでもわからなかったと言い張るなら、子どものことがどうでもいいだけだ。叱っても止めなかったなら、それは保護者と子ども両方がアホなのだ。私もアホだった。

深夜販売についてだが、これはあまり意味がないように思う。深夜に買えないなら昼間に買う。こんなのは当たり前の思考だ。しかし地域によっては効果があるかもしれない。

結局、自販機販売が当たり前の状態である限りはどうしようもない。

大人が嫌いな割りには大人の儲かることを率先してやる子ども。そういったモラトリアムはいつまで続くのか。そうした心理こそ眩しい。