気の置き所はどこにも無い

新潟県からの甲子園行きは県央工業高校に決まりました。関係者の皆様方、おめでとうございます。

さて、佐渡高はお袋の勤め先に連日泊まっておったのですが、お袋曰く「中越鈴木先生はよく知ってるし、その息子さんが県央の監督さんだからねえ。複雑だよ」とのこと。私としては紛れた展開で勝たれても甲子園が楽しめないので(実際にダイジェストを確認した限り、そうなりかけたようですが)、中央が勝ったと知ったときは素直に喜びました。

それにしても佐渡高は物凄く投手が安定していたなあ。お袋によると「凄く身長が高かったけど挨拶が爽やかで大らかな子」だったそうですが、そんなん聞いてないし、そもそも身長と挨拶は関係無い。まあ、あまり仔細を書くとお袋どころか女将さんに迷惑がかかるかもしらんので、この話題はここで締めておく。

そういえば以前、我が家のよくわからん人脈は何とかならんものかなあ、という話を友人にしたら、お前が言うなと怒られました。これは笑い話ですけどね。

うーん、思うに、母方の爺が問題なんだろうが、爺さん自身よりも、その次女に当たるお袋が特異みたいなんですね。伯父や伯母らはわりと普通です。まあ、伯父は日産マニアで、伯母は雪が嫌いってだけで名古屋に出たような人なので、一般的に見てどうかと言われると自信は無い。

お袋は、高田の高校を出た後、就職。親父と結婚してしばらくしてから、市街にほど近い新興住宅地に移っています。ここら辺がお袋、引いては私ら兄弟の人生にかなりの影響を与えたのは間違いない。実家からもそう遠いわけではなく、それでいて新しい土地で、清濁合わせた中で子育てをし、離婚。

ここで立地以外の要素が如実に表れます。この離婚の後にお袋は引っ越しているのですが(当然といえば当然)、ほとんどの知り合いと縁を切っていません。自分の友人だけならともかく、親父方までそうなのだから、「親父だけが縁を切られた」というのがあの離婚劇の実態だったのかもしれない。

どう見てもただのちんちくりんなんですがねえ、あの人。顔が若作りだからって調子に乗ってるんじゃないわよ! いえ、ちょっと言ってみたかっただけです。

いずれにしろ、私の思考が立ち返る場所が家族だというのは一般的な意味とはずれるものの、幸運らしい。心の底からは家族と相容れようとはしない私の傲慢が、ここにあるのです。