稲という文化があるようなもので

東海北陸自動車道が七月に全線開通しまして、それに合わせたキャンペーンに乗っかり、バスで日帰りペア旅行ということになったのがそもそもの発端。元々はお袋とその知り合いに行ってもらう予定だったんですが、故あって私が行くことに。

まあ、平日のキャンペーン旅行ですから、バスは砺波の貸し切り、竹下元首相がそこら辺にばらまいて無駄遣いした税金で作った所に立ち寄ったりの、わかりやすい内容。そういや世界まる見えにて、DAIGOの前で祖父に当たる竹下先生の件の政策について持ち上げており、「これはジョークだろうか」と思ったつい最近。

面白いのはそういうベタベタなキャンペーン旅行だからこそ東海北陸自動車道の便利さがよくわかったということで、新潟県上越から北陸道東海北陸道へと抜け、木曽川を渡った所でUターン。走行時間以外を省いて計算してみると、折からの雨で八〇キロ規制の中を片道とはいえ四時間前後。驚異的です。

それにしてもあちらのガイドさん(砺波市内のバス会社)は面白いですねえ。素朴な喋りなんだけども、あか抜けていて。

陸の孤島、加賀の牢獄などの異名を誇る(笑)五箇山にも帰りに立ち寄り、その際に興味深かったのは、現地ガイドの旦那に聞いた「(色々と不便な土地だったけれど)稲作になったのはでかかった」。合掌造りの世界遺産認定については色々とひきこもごもな具合だったんですが、これについてははっきりとした答えでしたね。私みたいな稲作が当たり前の土地で育ってると、こういうのが一番実感が湧きます。