冬コミから一ヶ月(サブカル一般について)

一月も終わりに近付き、久々に東方地霊殿を朝からやるなんていう贅沢な一日がやってまいりました。今日に限らず、ここ一週間で大分ペースが上がっています。

地は年明けてからは初めてプレイしたんですが、やはりそれなりにワンコインクリアできるものですね。出た頃は周りが難しい難しいと連呼していて、戸惑った覚えがあります。まあ、私もハードまでのプレイヤーなのであまり偉そうなことは言えないのですが、紅と妖はもっと苦労していた覚えがあるので、恐らくは弾の性質が今回は私に合うものになっているんでしょう。

逆にこれは難しいというのが、永ですかね。永は弾幕の密度がかなり高いので、頭でわかっているだけでも、感覚で反応しているだけでも、駄目です。絶対的な経験量が足りないと、どこかで息切れを起こします。その点、適当に立ち寄ったゲーセンや友人宅で見付けたゲームを小一時間ほど集中して楽しむだけの私みたいなのは、馬脚が出ますね。

ところで地といえば、お空が可愛いくて可愛くて堪らないと年末辺りに友人に言ったら「お前、どこかしらに緑色が入ってれば何でも好きなんじゃね?」と言われたのを思い出しました。

えー、そんなわけないってー。

妖夢だろー、映姫だ……ろ……ピーマンたっぷり青椒肉絲……。

(;゚Д゚)ナンテコトダ……ハラヘッテキタ

そもそもお空熱が高まったのが、IRC経由でどうしたことか懇意にさせていただいている、柚子桃さんの原稿とかの絡みで、「お空が後頭部だらけですなあ(意訳:突っ込み役に回るためにコマの奥側に向く)」とか言っている内にこんなことになってしまった模様。そういや気付いたら柚子さんの本の奥付に名前が載ってましたよ……ナンテコトダ……限定の栞、二種類とも送ってもらっちゃったよ……ワーイ。

そういえば柚子さんのこちら旧地獄街一丁目(壱)と一緒に、ようやく泡沫異聞が手元に届いたのですが(私は冬コミ会場に行っていません)、やっぱりEXAMさんのが面白かったですなあ。いや、本の方向性など勘案して総合的に言うなら復路鵜さんとその絵を担当した弘世さんを私は評価するんですが、何せ打ち合わせのときに嫌ってほど読んだので、そるさんから本を送っていただいた段階では感動が無かった罠。

基本、残0抱え落ちに参加した方々は真面目な方が多いので、そこら辺、説話の調整が大変だった覚えがあります。もちろん私も人様のことばかり口出しできるような身分ではないので、試行錯誤でした。しかし、ただ単純に面白い作品を書くならネットや他の場でいつでも出来ることなので(畢竟、そうでなくてはならないはず)、色々な条件を加味した上での執筆は貴重な経験です。

残念でならないのが途中で不参加になってしまった方、特に乳脂固形分さんですね。ネットでは度々作品を出しておられるので、その点で嬉しい限り。こちら、内輪がどうこうを抜きにして、また創想話関連で知り合った方々の中に限らず、二次創作以外の文章にも携わる人間の一人として尊敬している方です。他の方々ともども、また何かの機会があればと思っています。

挿絵を担当していただいたしんの氏についてはそこここでお礼申し上げたので、ここでまた書くのも慇懃に思え、割愛させていただきます。ご了承ください。

今年も色々と楽しみなことがありそうな流れでありますが、小説でいうと、宮城谷昌光先生が三国志を書いていまして、そちらの完結を楽しみにしています。はい、私はまだ一つも読んでいません。そもそも、私が宮城谷先生を知ったのはそんなに前のことではなく、蔵書も大したことありません。ただ、孟夏の太陽においての、小説として歴史から魅力を引き出す手法がよくよく楽しめるもので、ことあるごとに著書を読む機会を作っています。

三国志 第一巻 (文春文庫)

三国志 第一巻 (文春文庫)

孟夏の太陽 (文春文庫)

孟夏の太陽 (文春文庫)

三国志は賛否両論があるようで、それだけ三国志という作品が特殊だからでしょう。三国志という形式が既に成り立っているわけで、これを自分なりに物語性を加味したり意義を持たせたりなんていうのは、私なんかにはちょっと想像がつかない労力です。もちろん、先達の方々はそれをやった上で評価を受けてきたわけで、それはそれ、ではあります。

しかし、面白ければ何だって良い、という貪欲な考え方を失ったら読者はおしまいだと思うので、今の内に宮城谷作品についての考え方を深めておきたいと思います。

漫画では、バイオメガの完結には期待しています。完結に期待するのもファンとしてはどうなんだとも思いますが、よっぽどの物語性があるか、逆にそうしたものが無いか、どちらかでないと、あまり続けられても魅力が紛れてしまうだけでしょう。弐瓶先生の長期連載作品はBLAME! だけでしたが、あれは山場から完結までに三巻ほど費やしているので、バイオメガは恐らくあと二巻程度で終わるかな、と。

BIOMEGA 5 (ヤングジャンプコミックス)

BIOMEGA 5 (ヤングジャンプコミックス)

BLAME!(10) (アフタヌーンKC)

BLAME!(10) (アフタヌーンKC)

それで、後は公家侍秘録の高瀬理恵先生はどうしたのかということだったんですが……それについて検索したら、何とスピンアウト作品が近日発売とのことです。ああ、あの表具屋夫婦が主役か……そもそもビッグコミックに「ビッグコミック1」なんていうのがあるのを初めて知りましたよ。

公家侍秘録 6 (ビッグコミックス)

公家侍秘録 6 (ビッグコミックス)

表具屋夫婦事件帖 (ビッグコミックス)

表具屋夫婦事件帖 (ビッグコミックス)

学生時代の間はずっと父親と一緒にビッグコミックビッグコミックオリジナルビッグコミックスペリオールなどを読んでいたのですが、今は雑誌類のコーナーの前に立つことすら稀です。学生時代は自分では月刊優駿アフタヌーンニュータイプ他を買っていたものですが、これも引っ越しを期に全て廃品回収に出しました。布団用の押入が一つ潰れていたからなあ。とりあえず、この本は要チェックですね。思いもがけず楽しみが増えました。

ゲームは東方などのシューティング他は楽しんでいるものの、コンシューマゲームはもうすっかり興味が薄れていて、最近買ったものがストリートファイターⅢ・3rd STRIKE(バリューパックでカプエス2と一緒になっているやつ)だけ。一時期、やたらと三国志のシミュレーションをしまくった反動かもしれません。それにしてもスト3はほとんど触っていなかったのですが、面白いですね。4が稼働している今となっては出遅れた感が強いですが、アーケードゲームは古いものでも面白ければ色あせないのは、カプコン自身が証明してきたことです。長く楽しみたいと思います。

勉強の方は、会計的なことはともかく、漢語の基礎は今の時期にやってしまいたいと思っています。ここ三年ほど、そういう体系的なことはしてきませんでしたから(カレン・アームストロングの著書を整理したぐらいか)。学生の方々は、勉強だけにまとまった時間を取れる今を大切にしてもらいたいと思います。ええ。

まだここでは書けないような諸々も含めて、今年も頑張りたいと思います。