アニメ版「とある魔術の禁書目録」最終回について

色んなものに配慮して画質を落としているので、わかりづらいのは我慢していただきたいが、下の映像は上条パンチを食らったシェリーである。

注目すべきはその後ろの石柱。

これ、地下鉄の柱である。何をか況や、罅どころか剥落までするとなると、既にトン単位の力が加わっている。この状況で脳震盪を起こさずに立ち上がることができるクロムウェル嬢は、流石に芸術を愛しているだけのことはある。

それにしても原作からし幻想殺しの能力以上に豪腕っぷりが発揮されていた上条パンチの威力が、とうとうここまでに達したアニメ版最終回である。

余談になるけれど、原作のシェリーは良キャラ。灰村さんの挿絵の中でも異常に出来が良いキャラの一人でもある(リドヴィア・ロレンツェッティ辺りも気合が入っている)。もっと毎度出てきて鎌ちーの考えたとんでもアーティファクトの解説をしてもらいたいんだけれど、今よりもっと007のQ化が進みそうなのでやっぱいいや、とも思う。「それに触るな! ――私の昼飯だ」は映画界屈指の台詞だろう。

なお、超電磁砲のアニメ化も告知されている。炎の転校生のテーマソングで誰かMADでも作ってくれないものかと思う今日この頃であった。

まあ全編通して、小説原作の割には頑張ったと思われる。御使堕しの辺りがちと中だるみしたようだけれど、アニメ版で微妙なところは原作では大概が名シーンなため、未読の方にはかえっておすすめだったりする。

一方、漫画版の方が映像には向いているなあと思い始めていたため、そちらのアニメ化について驚かなかったのもそこら辺に理由がある。

ところで、とうとう見たいアニメが無くなってしまったなあ……。

参考:炎の転校生OP