観桜:高田公園〜旧師団長舎〜東本願寺別院
やっと高田公園まで足を伸ばす暇ができたので、地元の詩吟剣舞の会を見る目的もあって、昼前から徒歩で出かけてみました。
最初に撮影したのがトップにも飾ったもので、南波山までの風景が綺麗ですね。左奥が妙高山ですが、これを見ればどうして南波山こそが頚城の故郷の山とされているかがよくわかります。観光ガイドとかでもこのアングルが使われますね。
高田公園自体も図書館方面ともども綺麗に咲き誇っています。これは今週末の人入りが凄いことになりそうです。
高田公園、西堀(蓮池)方面
高田公園、図書館方面
高田公園、忠霊塔前の枝垂れ桜
肝心の詩吟剣舞の会ですが、後学のついでもあって、演目を列挙しておきます。
- 愛の前立 直江兼続(詩舞)
- 九月十三夜(剣舞)
- 題不識庵撃機山図(剣舞)
- 武田節(詩舞)
- 芳野懐古(独吟)
- 桜花の詞(合吟)
- 京都八幡山崎を過ぐ(詩舞)
- 高田の四季(詩舞)
- 高田城(剣舞)
- 爾霊山(剣舞)
- 涼州詞(独吟)
- 題太田道灌借蓑図(合吟)
- 旅夜書懐(詩舞)
- 中秋の月(詩舞)
- 一人静(詩舞)
- 宮元武蔵(独吟)
- 富嶽(剣舞)
- 帰省(詩舞)
- 松竹梅(詩舞)
- 逸題(独吟)
- 本能寺(合吟)
これらを各会・各道場の方々が披露したわけですが、やはり会毎のレベルや主旨の差は大きいものでした。私としては名立道場の若い子らがやった富嶽が、最も満足でした。詩自体は乃木大将の詩として有名ですね。
名立道場による「富嶽」
残念だったのは、どうも現地で確認したところ、漢詩のみの詩吟披露がもっと早い時間にあったとかで、これは聞けませんでした。日本人の作詞は勇壮なものが目立つ(好まれる)ので、私としては漢詩の方が好きなのですが……この詩吟剣舞の会にしても会報プログラムにはまともに載っていない有様で、他の予備のちらしとかで確認する以外に方法がありませんでした。私はたまたまラジオで聞いたのがきっかけです。ともあれ、このイベント自体は、良くも悪くも雑多さがあって、楽しめました。
さて、折角なので高田公園から旧師団長舎へと向かいます。そこへ向かうまでにある青田川沿いの桜並木は高田公園のものと比べると、より風情があるのです。ついでに師団長舎裏庭も撮影。
その後、本町通、仲町通を突っ切って、寺町は東本願寺別院前に出ます。地元だと「おひがしさん」で親しまれていますが、私も小学生の頃は近くの友人(Kではない)と一緒に門の裏辺りで遊んだものです。そういうこともあって、私個人には寺町の中で最も思い入れのある寺です。敷地面積でいったら、どれくらいあるんだろう。一般的な大きさの小学校ぐらいの広さがあるんですけどね。長じてから初めて、その理由がわかったもんです。
東本願寺別院、門前
ここから寺町を下って、我が家に到着。詩吟でも吟じられるように、頚城の春は短いもので、ついつい浮かれ歩いてしまいがちですね。