無類の反乱好きの懼れがある

近頃、ある方とモンゴル帝国の話をしていて、ネットの歴史サークルに誘われたときのことを思い出した。

たしか平泉政権だかに中学生当時は興味があって、そこから義経、源氏、前北条、元ときて、モンゴルってな具合だった。度々話している通り、そのサークルのメンバーが岳飛さん他で、サークルが解散してもう八年だというのに、未だに良くしていただいている。

今また気付いたけれど、私は地方政権が好きなんだろうか。十字軍もウトラメール(外地)での統治が興味の主流だったし、中国史なんて地方政権の興亡だらけ。西洋史よりも中国史に流れたのも、そこら辺が関係しているかもしれない。ウィーン体制とかでまた西洋史に戻る辺り、かなり確信犯で、今でもバルカンから中東にかけては惹かれている。ロシアのツァーリ制もウクライナとの絡みで面白い。

話は戻してモンゴル帝国だけれど、日本人にとっては元の方が存在感があると思う。この頃の中国も混乱していて、黒竜江付近の女真族が打ち立てた金が、より漢化していく中で、北方ではモンゴル帝国が興隆。南宋による北伐などもあり、文化史・経済史的にも面白い。最終的に、ご存知の大元として統一される。

ここでようやくサークルの話になるけれど、主な話題が、モンゴル帝国水滸伝三国志、日本では平安から戦国で、それぞれに造詣の深い方がいらっしゃったものだから、大変に勉強になった。中学から高校卒業までの四年の間、ある時期は一晩中チャットをして、学校で仮眠を取っているような状況があった。

で、私、高校時代はアニメ研究部(後部長)と生徒会役員(後会長)も兼任していて、いったいどういう時間の使い方をしていたのか、さっぱり思い出せない。青春には時空を歪める性質でもあるのだろうか。されど、時間は過ぎても、人との関わりは変わらないものらしい。